これまでの話
①事故の顛末
②現場検証と事情聴取
③バイクとライダー、仲良く病院へ
④物損事故か、人身事故か
今回は内容が内容だけに文章内では悲壮感漂った感じになりますが(^^;;
今は気持ちを切り替えられて、毎日前向きにバイクライフ楽しんでおります！
…ということを、先にお伝えしておきますm(_ _)m✧︎
バイク屋さんからの電話
入院のため、バイク屋さんへ運ばれていった愛車。
1週間ほどたち、大杉さんから電話がかかってきました。
後ろからドン、と当てられて、
ガシャンと強めに立ちゴケした。
それくらいだから、すぐに修理が終わって帰ってくるだろう。
そういう感覚でいたわたしの期待を、
裏切る内容の電話でした。
elina35-rider.com
elina35-rider.com
このことについては、上にある以前の記事で書いていますが
要約すると
・フレームが歪んでしまっていて、
直すには直せるけど、完全に事故車と分かる修理になる。
・電装部品も衝撃でどんなダメージ受けてるか分からない。
よって
後々長く乗ること、そして今後乗り換えることを考えると、
エリナさんに落ち度がないのにエリナさんのマイナスにしかならない。
相手方の保険で負担してもらえる今、
新車にした方がいい。
ということでした。
可愛い相棒を手放すことになるのか
それを大杉さんから聞いた時、
本当に血の気が引くってこんな感じかという気持ちでした。
本当に悔しいし悲しかった。
この時、バイクに対して
ただの乗り物なのに、相棒とも子どもともいえない存在のように
すごくすごく感情移入している自分を知りました。
バイク素人のわたしが手探りながらも、一から慣らして一緒にここまでやってきた。
CB250Rは世の中に何台も存在するが、
わたしの相棒はあのCBちゃんしかいない。
大袈裟だけど、
怪我をした自分の子どもを諦めないといけない、みたいな気持ちになった。
なんで、たったあれだけの衝撃で？
なんでCBちゃんがこんな目にあわないといけない？と思った。
ドライバーさん、なんてことしてくれたんや。と。
電話の途中でショックすぎて涙が出て、
言葉に詰まってしまった。
大杉さんを困らせてしまったと思う。
申し訳ないけどどうしようもなかった。
ある意味替えのきくバイクでこんな思いをするんなら
大切な人を事故である日突然失ってしまった人の気持ちなんて計り知れない。
自分は到底受け止めきれないと思った。
色んな人に聞いてみて、ゆっくり考えて決めてください。
それまでバイクは預かっておきますので。
大杉さんにはそう言われたけど、
周りの人にはなんとなく相談できなかった。
感情ぬきにうまく説明する自信もなかったし、
凹んでいる自分を見せて、人に要らぬ心配をかけたくもなかったからだ。
このブログには書かせてもらいました。
その節は、記事に応援の言葉を寄せて下さりありがとうございました。
大杉さんの、少し、心の拠り所になる提案
どういう結論に至るか。
悩むわたしに、大杉さんが言ってくれた提案がわたしの心を少し軽くしてくれました。
「思い出深い車を乗換える時は、
前の車から新しい車へ、パーツを移植する人もいますよ。
タンクカバーの一部とか、ヘッドライトのケースとか。」
それをするにも各パーツに向き不向きがあるみたいですけど、
それだと全くまっさらじゃなくて、
すこしでも今のCBちゃんを次のバイクに連れて行ける。
馬鹿らしい話かもしれないんですけど、
そう言ってもらって、ちょっと心が落ち着きました。
結論
結局、色々考えた末、
新車にしてもらうことにしました。
長く乗ることを思うと、やはり安全第一。
車体も大事だけど、不慮の故障を避けること、自分が怪我をしないことがやっぱり一番。
そう思うと、自ずと答えは出た。
ただ、心配だったのは
その後のCBちゃんはどうなってしまうのか。
まさか、童話の「幸福な王子」みたいに
必要な部分だけ取って、いらない部分は捨てられてしまうのではないだろうか。
それが心配だったのですが、
大杉さんに聞くと、修理してホンダの中古車販売に回るそうです。
それを聞いて安心した。
まあ、もしバラバラになっても、
それがただ打ち捨てられるんじゃなくて色んなバイクの一部になって有効に使われるなら、
それはそれで無駄にはならないかなと思ったり。
というわけで、CBちゃんはわたしの元に帰ってきました。
「最低限の修理だけした」ということで
ミラーの傷はそのまんまだし、よく見たらまだ車体が歪んでるそうですが、
素人目にはわかりません。
帰ってきてからかなり乗ってますが、不具合も感じない。
今はある程度気持ちに折り合いがついてます。
もうどうしようもないことを言っても、仕方ない。
怪我したけど、今日もCBちゃんは一緒にいきいきと走ってます！
続きます。
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